どら

どら
I
どら
(1)怠惰。 放蕩(ホウトウ)。 道楽(ドウラク)。 また, そのような人。 のら。

「わが~をさきへはなしていけんなり/柳多留22」

(2)名詞の上に付いて, 接頭語的に用いる。 のら。 (ア)品行のおさまらない, 道楽におぼれている, などの意を表す。

「~息子」「~者」(イ)飼い主の定まっていない, の意を表す。 「~猫」「~犬」

~打・つ
「銅鑼(ドラ)を打つ」に同じ。
II
どら
(感)
決心した時や人を促す時などに発する語。 どれ。

「~, 見せてごらん」

III
どら【銅鑼】
打楽器の一。 金属性の円盤をひもでつるしたもの。 桴(バチ)で打って鳴らす。 法会(ホウエ)や出帆の合図に用いる。 タムタム。 ゴング。
~を打・つ
放蕩(ホウトウ)する。 遊興に財産を使い果たす。

「傾城あつめてどら打たるるを, 黒い眼で慥(タシカ)に見た/浄瑠璃・夏祭」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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